場所は長野県・佐久市から少し山間に入った春日温泉のそば。
佐久方面から県道151号線沿いに工房が、望月馬事公苑内にも直営店(ボスケソ・ウマバル)があります。(ウマバルは金・土・日・月のみオープン)

元エンジニアのチーズ職人
F1チームの空力エンジニアだった、代表であり製造責任者である是本さん。奥様の地元である佐久は、豊かな大自然、高品質な農作物や加工品に加え、周辺にこだわりをもった職人さん達も多く、更に半径15km以内に高品質の乳を作り出す酪農家および国の機関が存在する場所。良質なチーズを作る最適な地として、ボスケソ・チーズラボを設立するに至ったとのことでした。
欧州のチーズ製造手法を基礎とし、現在、牛乳製、山羊乳製のチーズを製造しており、約15種類を展開。
地元酒蔵の蔵付き乳酸菌を使ったり、春日温泉の源泉で表皮を洗って菌を活性化したりと、佐久のテロワールが表現されたチーズの開発に力を入れています。

唯一無二の個性を放つ、チャレンジングなチーズ
チーズの味わいは乳質で8割方決まると言われていますが、ボスケソさんのチーズはいずれもその乳質の高さがわかる、フレッシュかつ濃厚で、優しくもインパクトのある味わい。
竹炭粉を用いて色付けした三毛猫柄の「KARAMATSU Mike」(チェダー)や、佐久の日本酒蔵元、黒澤酒造の蔵付き乳酸菌で発酵させたという「MIMAKI Kimoto」、表皮に炭をまぶして酵母を活性化した、国産では珍しい本格派の山羊シェーブルは、炭を使ったことから地元出身の書道家、比田井天来先生にちなみ「TENRAI」と名付けられました。

自らをCCO(Chief Cheese Officer & President:最高チーズ責任者)と呼ぶ、是本さんらしい遊び心のある面白いラインナップは、製法を聞いただけでもワイン、日本酒好きの心をくすぐってきますし、全て試したくなります。

またこれらの事業の最終目的は日本の里山の荒廃を食い止めること、とのことで、個人的にもより応援したい生産者の一人です。
まだまだアップデートされていくであろう、ボスケソ・チーズラボの今後から目が離せません。

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